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開催リポート
衝撃解析・動的材料セミナー

ご来場ありがとうございました

2012年8月23日(木)に開催致しました「衝撃解析・動的材料セミナー」に、ご多忙の中ご参加頂きまして、誠にありがとうございました。

本セミナーは、これまで弊社が培ってきた衝撃分野における総合的技術力をご覧頂くことにより、「こういうこともできるのか!」という新たな発見をして頂くことを目的としておりました。その結果、これまで関与してこなかったような問題に対する解決の糸口を見出し、解析分野領域を広げて頂ければ、私共にとってもこれに過ぎる喜びはありません。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

セミナーで使用したご提供可能な発表資料または参考文献などを下記よりダウンロードして頂けます。ぜひご利用下さい。


セミナー資料ダウンロードはこちらから

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  • ダウンロードおよび閲覧は本セミナーにご参加頂いた方のみに限らせていただきます。
  • ダウンロード後、適当なフォルダでパスワード付きZIPファイルを解凍してください。
    ZIP解凍のためのパスワードをお忘れの場合は下記お問い合わせ窓口までご連絡下さい。


内容・項目

プログラム

13:00 - 13:05
「セミナー開催のご挨拶」
飯室 弘
13:05 - 13:55
「衝撃の物理と動的材料モデルについて」
片山 雅英
衝突問題における力学的インピーダンスについて紹介する。固体中の衝撃波の物理や爆発現象の物理について解説する。衝撃解析や切削解析における、状態方程式の意味、ひずみ速度依存性や温度・圧力依存性を持った構成則、破壊則についても解説する。また、LagrangeとEuler方法の比較や、粒子法の特徴と限界についても解説する。さらに、陽解法と陰解法の概念的な違いと衝撃問題における位置付けについても解説する。
13:55 - 14:35
「ひずみ速度の影響を考慮した
谷村-三村の構成モデルの樹脂材への適用」

津田 徹
現在CTCでは、自動車衝突や塑性加工・切削などの動的解析を対象とした、各種金属および実用樹脂材のひずみ速度依存性を模擬できる利便性の高い谷村-三村構成モデルを開発している。本発表では樹脂材に対する動的材料試験の方法や得られた動的特性について説明し、本構成モデルに適用した結果について紹介する。
14:35 - 15:25
「衝撃解析ソフトウェアANSYS AUTODYNの紹介と解析事例」
阿部 淳
ANSYS AUTODYNは超高速衝突および爆発解析に特化した衝撃解析ソフトウェアである。流体-構造連成機能を有しており、材料の大変形・破壊挙動を模擬することができる。ここでは、本ソフトウェアの特徴および機能、最近の解析事例として水素やメタン爆発による構造物破壊解析、津波によるタンク変形解析などを紹介する。
15:25 - 15:40 休憩
15:40 - 16:20
LS-DYNAとDigimatの連成についての紹介と解析事例」
大西 慶弘、秋田 麗佳
繊維強化複合材料を解析するには、繊維配向などのミクロ構造を考慮しながら、全体の挙動をもとめる必要がある。汎用のソフトでも解析できる部分としてLS-DYNAの複合材料の取扱を簡単に紹介するとともに、非線形複合材料物性値計算ソフトウェアDigimatを紹介し、複合材料の落下衝突問題への適用事例について紹介する。
16:20 - 16:50
切削シミュレーションソフトウェアAdvantEdgeの紹介と
材料モデルについて」

江渡 寿郎、大西 慶弘
切削加工は非常にミクロな領域で金属の強変形が生じ複雑な物理現象を伴うため解析の要望が多い分野である。AdvantEdge FEMは切削加工を専用に解析するソフトウェアとして多くの特徴を有している。今回の発表ではAdvantEdge FEMを使用した解析事例に加え、解析で用いられている材料モデルについて紹介を行う。
16:50 - 17:10
「損傷を考慮したGISSMOモデルとGURSONモデルの紹介」
榊原 辰雄
近年、ダメージの累積を考慮した破壊モデルが注目されている。本セミナーでは、LS-DYNAに実装されている、応力三軸度の依存性、および、メッシュサイズの影響を考慮したGISSMO損傷モデルと、多軸応力場におけるミクロ的な延性材料内のボイドの成長、合体による破壊メカニズムを考慮したGURSONモデルを紹介する。
17:10 - 17:30 全般的質疑応答及び討論
17:30 終了


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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
科学システム事業部 社会基盤営業部
TEL03-6203-7342

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