DYNA2Eユーザー各位
2018年3月30日
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
科学システム本部 社会基盤営業部
拝啓 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は、弊社に対しまして格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
DYNA2Eの最新バージョン(Ver8.1.0)をリリースいたしましたので、お知らせいたします。
1. DYNA2Eの最新バージョン(Ver8.1.0)のご提供について
保守ご継続ユーザー様を対象に最新バージョン(Ver8.1.0)をご提供させて頂きます。
以下のファイルをダウンロードし、インストールをお願いします。
ダウンロードの際に必要になりますIDおよびパスワードと圧縮ファイルの解凍用パスワードは、保守ご継続ユーザー様には別途メールでご連絡いたします。
2. DYNA2Eの最新バージョン(Ver8.1.0)のリリース内容について
本バージョンのリリース内容は、バージョン(Ver7.2.47およびVer8.0.01)の『基礎浮上り回転ばねの非線形解析において、回転ばねのダンパーを接地率に比例させて解析する際、接地率の初期値が反映されない』不具合の修正を行いました。また、以下に示す項目も併せて修正しました。
動的解析における修正事項(解析リストのタイトル表示)
● 修正前
点加振の動的非線形解析の場合に、シェル要素(「QPLR」)、ソリッド要素(「HEXA」)の最大応力のリスト出力のタイトルが「NON-LNR CNPNT TBL 荷重タイトル」となっています。
● 修正後
解析リストのタイトル表示を「「RESPONSE VALUES WITH ACCELERATION WAVE 荷重タイトル」に出力の修正を行います。
複素応答解析における修正事項
● 修正前
TYPEデータのKey3に「COMP」を指定し、データ内にMKTMデータを指定した場合に生じます。具体的には、指定した時刻とは異なる時刻にて解析リストやポスト結果に出力されます。
● 修正後
指定した時刻が、適切に出力されるように修正を行います。
静的非線形解析における修正事項
● 修正前
TYPEデータのKey2に「STAT」を指定し、NONLデータのKey3に「CONV」を指定した場合に生じます。具体的には静的非線形解析において、収束計算(NONL、CONVデータ)を行った場合、解析が中断します。
● 修正後
収束計算が、正常に実行されるように修正を行います。
動的解析における修正事項(減衰の非線形要素)
● 修正前
解析データで、シェル要素(「QPLR」データ)またはソリッド要素(「HEXA」データ)を設定し、かつ「VIS1」データ、「VIS2」データ、「VIS3」データの何れかを設定した場合に生じます。具体的には、シェル要素(「QPLR」データ)、ソリッド要素(「HEXA」データ)を含む解析モデルにおいて、減衰の非線形要素(VISデータ)を用いた場合に、解析が中断します。
● 修正後
減衰の非線形要素(VISデータ)が適切に反映されるように修正を行います。
動的解析における修正事項(モード減衰の入力設定)
● 修正前
TYPEデータのKey4に「MODE」を指定し、データ内の「MDMP」データで指定した場合に生じます。具体的には、動的解析において、減衰の種類にモード減衰(MDMPデータ)を用いた場合、ユーザーが入力設定したモード減衰と異なる値が設定されます。
● 修正後
入力設定したモード減衰(MDMPデータ)の値が、適切に解析に設定されるように修正を行います。
動的解析における修正事項(高減衰特性HDRに関わる免震特性データの設定)
● 修正前
- 非線形特性の「SKCV」データの3フィールド目のTypeを20と指定した場合に骨格曲線上の剛性が割線剛性となります。
- 「SKCV」データの免震特性の8フィールド目の特性番号を2(KL302)、3(KL501)、6(TOYO)の何れかを指定した場合に、剛性の評価および非線形特性を定義する数式の一部に誤りが含まれます。
● 修正後
- 骨格曲線上の剛性を接線剛性に修正を行います。
- 剛性の評価および非線形特性を定義する数式の一部の修正を行います。
3. お問合せ先
本件に関するお問合せは、以下のDYNA2Eサポートチームまでお願い致します。
DYNA2Eサポートチーム
メール:dyna-applic@ctc-g.co.jp
電話:03-6420-2650