FAQ
4 静的解析
SKYLINE法後退代入エラー
SKYLINE法後退代入エラー
SKYLINE法後退代入エラーは、剛性マトリクスの対角項が0となってしまった場合のエラーです。
「全体マトリクスが不安定になり、三角分解実行時に不正な処理が起きた」という意味になります。
考えられる原因は、エラーの発生した解析ステップにより異なります。
■ 解析が1stepも進んでいない場合
境界条件、要素剛性等のデータ入力ミスにより、モデルが不安定となっていると思われます。
拘束条件、自由度、要素剛性値(3次元モデルにおけるねじり定数)など、ご確認下さい。
解析リストに出力されます「CAUTION IN SSTF」では、剛性が入っていない要素および
自由度が出力されております。
物性値確認の際には、ご参照下さい。
■ 解析途中の場合
発散を起していると思われます。
全体的に非線形性が大きくなった、隣り合う部材の剛性差が大きすぎる等の原因が考えられます。
初期状態で折れ点を越えるようなモデルは、不正終了や発散を起すことがあります。
初期応力値、部材の剛性低下率など、ご確認下さい。