FAQ
04_施工段階解析
Staticソルバーの単位奥行きについて
Staticソルバーでは、二次元解析で、平面ひずみ要素や平面応力要素などを用いた場合、単位奥行きを前提として解析が実行されます。
そのため単位系を「mm」とした場合、プリポスト上で厚さが1000mmと表記されていてもソルバーは1mmとして認識して計算します。
本現象はモデルの単位変換を行った際に生じやすい問題となります。
例えば、単位系をmで平面ひずみ要素と梁要素でモデル化し、荷重を付与したとします。
ここで、単位系をmmとすると、対象の全パラメータに対して、mをmmに変換して再計算されます。
しかし、上記に示した通り、平面ひずみ要素の厚さは1000mmではなく、1mmとして解析されるため、単位系がmの時とmmの時で結果に差異が生じます。
そのため、単位変換実施時は平面ひずみ要素などとその他の要素や荷重で単位系に整合が取れているか、確認をお願いいたします。
Dynamicソルバーは奥行きを考慮した計算が可能なため上記のような問題はございません。