FAQ
03_解析条件の設定
解析モデル設定の注意点
作成した解析条件(要素、境界条件、荷重条件)はあるの解析ケースでは使用して、他の解析ケースでは使用しない、と設定を行う事ができます。その為、自重解析から動的解析まで1つの解析モデルでデータを管理することができます。
解析ケースの作成ダイアログにおいて、解析種類の"静的線形解析"、"固有値解析"、"動的解析"は解析モデルも同じダイアログで設定します。この時、「基本モデル」「基本モデルからの修正」の設定方法には注意が必要です。ここではその注意点を記載します。
○基本モデル
「基本モデル」では解析に使用する条件を選択します。
オプションとして以下の3つの選択方法があります。
・すべて
作成した要素、境界条件、荷重条件を全て解析に反映します。
・なし
「基本モデル」としては何も条件を指定せず、次に設定する「基本モデルからの修正」で必要な条件を指定する方法を取ります。
・他の解析ケース
すでに使用する要素、境界条件、荷重条件を設定している解析ケースの条件をそのまま引き継ぐ場合に選択します。
○基本モデルからの修正
「基本モデル」で設定した解析条件に変更を加える場合に使用します。
変更を加えない場合は設定する必要はありません。
基本モデルからの修正方法は2つのオプションがあります。
・アクティブ
基本モデルへ条件を追加する場合に使用します。
基本モデルとアクティブで指定した条件が最終的な解析モデルとなります。
・非アクティブ
基本モデル、アクティブ、で指定した条件から、非アクティブで指定した条件を除きます。
基本モデル、アクティブ、の条件と重複して条件が設定されている場合はその条件が除かれます。
非アクティブは"使用しない条件"を設定する箇所ではありません。
基本モデル、アクティブ、の条件から取り除く条件を指定します。
"非アクティブ"の設定で条件設定を誤る例が報告されています。
その誤使用を防ぐために設定方法として以下の方法を推奨いたします。
基本モデル → なし
基本モデルからの修正 → 必要な条件のみ"アクティブ"で指定する。("非アクティブ"は使用しない。)