FAQ
切削負荷の値はAdvantEdge FEMで求めればよいのではないですか。
AdvantEdge FEMを利用すれば、有限要素法に基づき解析を行うため、切削負荷の値に加え、切削加工による温度分布や応力分布、切屑形状などのシミュレーションが可能です。本来AdvantEdge FEMを利用し、切削加工で作成される部品形状全体のシミュレーションが実施できれば、それがベストなのですが、現実的な解析時間との兼ね合いで、部品形状全体のシミュレーションは難しいものがあります。部品形状全体(NCツールパス)のシミュレーションを行いたいという要望に応えるため、Production Moduleは切削負荷の値に着目して部品形状全体のシミュレーションを行います。
Production Moduleは切削負荷の値を算出するために切削負荷データベースを持っていることが最大の特徴です。高度なユーザ様の中にはご自分で切削試験の結果からProduction Module用の材料データベースを作成される方もいますが、AdvantEdge FEMを使用することでもProduction Module材料データベースを作成することはできます。
AdvantEdge FEMに存在する約140種類の被削材材料について切削負荷材料データベースは作成されました。Production Moduleはその切削負荷材料データベースを持つ世界で有一のソフトウェアであるため、NCツールパスを解析時に、非常に高精度な切削負荷予測が可能になるわけです。
