コンクリート構造物の超音波検査シミュレーション
解析モデル
鉄筋入り検査体モデルおよび鉄筋なし検査体モデルの2つを作成します。
これより鉄筋がコンクリートの超音波検査に及ぼす影響を評価します。
検査条件設定
100kHzの超音波を送受信する振動子(直径40mm)をモデル化し、振動子間距離60mmの表面法による検査シミュレーションを実施します。探傷条件については、以下の図の通り3ケースとしました。
ケース1:鉄筋入りモデルによる、発泡スチロール直上からの検査 | ||
ケース2:鉄筋なしモデルによる、発泡スチロールのない場所からの検査 | ||
ケース3:鉄筋なしモデルによる、発泡スチロールのない場所からの検査 |
シミュレーション結果
受信波形の発砲スチロール上面での反射波、コンク リート底面での反射波が伝搬図と比較することにより容易に確認できます。
鉄筋なしの反射波と比較することにより、鉄筋からの反射波(ノイズ)を容易に特定することができます。
シミュレーション結果(アニメーション)
鉄筋なしモデルによる、発泡スチロールのない場所からの検査(ケース2)の場合の超音波伝搬図および骨材、鉄筋変形図を以下に示します。