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コラム:
イベントセミナー開催報告

「ロボットや次世代モビリティへの適用 ~衝突防止超音波センサ~」
 超音波ソリューションWebセミナー開催報告

科学エンジニアリング第2部 応用技術課 猿橋 正之

[2022/09/29]

2022年7月27日(水)、「ロボットや次世代モビリティへの適用 ~衝突防止超音波センサ~」と題して、超音波ソリューションWebセミナーを開催いたしました。お忙しい中、当日ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

ロボットやドローンなど次世代モビリティの導入が様々な業界で広がっていますが、それらには障害物検知や距離計測などで超音波センサが利用されており[1]、安全で安心できる乗り物を作る上で障害物を精度良く検知し、未然に回避することが重要なポイントとなっています。特に歩道やビル内、空中を対象とする場合、検知対象が様々であるため高い精度が求められており、従来、これらの検討は実試験が中心となっていましたが、費用や工数の観点から実験とシミュレーションを組み合わせた検討が進んでいます。

これらセンサの開発でソリューションを求めるお客様の声に応えられるように、今回のセミナーでは、先進運転支援システム(ADAS)に適用される衝突防止超音波センサのシミュレーション手順、モビリティ用超音波センサの様々なシミュレーション事例について紹介いたしました。

図1 衝突防止超音波センサによる送信~反射~受信解析

図1 衝突防止超音波センサによる送信~反射~受信解析

また、車両へのセンサ設置方法による影響評価、センサ表面に水滴が付いた場合の影響評価、降雪などの天候における性能評価などの事例について紹介し、さまざまなシーンにおいてシミュレーションによる検討が可能であることを示しました。

図2 自動車センサへの適用例[2]

図2 自動車センサへの適用例[2]

今回のセミナー資料等、ご興味のある方は下記関連製品ページのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。

参考文献

[1] センシング技術の普及とこれからの社会、一般社団法人次世代センサ協議会 https://www.jisedaisensor.org/PDF/J30sensor.pdf

[2] 自動車センサへの適用例ほかサンプル事例 https://www.engineering-eye.com/ComWAVE/case/#anc_03

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