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イベント&セミナー

Thermo-Calc カンファレンス 2025
開催のご案内

「Thermo-Calcカンファレンス 2025」を開催いたします。
本カンファレンスでは、ソフトウェアを実際に研究所・企業でご利用中のユーザー様のご講演や、熱力学計算ソフトウェア「Thermo-Calc」の最新情報、今後の開発計画、応用例を講演いたします。合金設計や最適化例、特性予測の活用例、合金積層造形向けの解析、CALPHAD法についてなどご提供いたします。

材料設計・材料開発に携わられている多くの方々へ、お役立ていただけるような情報を提供いたしたく存じます。

ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

開催概要

日時 2025年7月10日(木) 13:30~17:30 (交流会 17:30~18:30)
会場 東京(東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー 16F)
参加費 無料(事前登録制)
主催 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
お申し込み 下記ボタンよりお申し込みください。

※ユーザーでないお客様もご参加いただけますのでふるってご参加ください。

プログラム

13:30 ~ 13:35 ご挨拶
13:35 ~ 14:15
状態図計算を用いた多主要元素合金と積層造形材の設計

東京大学 新領域創成科学研究科 教授 御手洗 容子 様

多主要元素合金(Multi principal element alloys, MPEAs)は、主要元素が2つ以上であり、3つ以上の元素で構成されると定義され、元素が5つ以上、エントロピーが1.6R以上と定義されていたハイエントロピー合金をより広い解釈で定義したものである。複数元素がある程度以上の量含まれることで、これまで実験的に調べられてきた状態図ではカバーできない組成範囲となり、計算状態図の重要性がますます増している。当研究室で研究しているMPEAsの状態図計算について紹介する。また、Ti合金の積層造形材の組織解析のためにAMモジュールを使い始めたので、その計算例についても紹介する。

14:15 ~ 14:55
Thermo-Calc 応用例およびSoftware NEWS

Thermo-Calc Software AB(Thermo-Calc開発元)

Thermo-Calcの開発元であるThermo-Calc Software ABは、スウェーデン王立工科大学発のソフトウェアベンダーとして誕生し、現在でも金属材料における最先端の研究に携わっています。合金熱力学やCALPHADによる特性予測を活用した事例を紹介いたします。

14:55 ~ 15:15 休憩
15:15 ~ 15:55
金属材料における熱力学計算の利用と現象理解

日本製鉄株式会社 小東 勇亮 様

金属材料の研究において、多元系合金の相分率や熱処理による第二相の析出などを予測するためには、熱力学計算が必要不可欠である。また、熱力学計算は、実験結果を解釈する際にも現象理解の基盤となる。本講演では、耐熱Ni基合金におけるα-Cr相の析出挙動と、Cu含有鋼における粒界へのCu侵入挙動に関して、熱力学計算を用いて考察した事例を紹介する。

15:55 ~ 16:45
Thermo-Calc Software NEWS

Thermo-Calc Software AB(Thermo-Calc開発元)

計算の事例と合わせて開発計画や今後のアップデート計画を紹介いたします。アップデート版のThermo-Calc 2025bがリリース予定です。ソフトウェア本体のアップデートに加え、既存のデータベースの更新や新たなデータベースの提供開始の情報をご紹介します。

16:45 ~ 17:25
熱力学計算・組織計算とデータ活用

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

Thermo-Calcの拡張モジュールを交えた活用事例を紹介します。Thermo-Calcが平衡状態を計算するのに対し、温度変化や時間変化など、動的な組織変化を計算対象とします。均質化や時効など、プロセス設計、組織設計に非常に有用なモジュールです。弊社の取組み事例を含め、プロダクトならびに拡張モジュールの活用事例を紹介します。

17:25 ~ 17:30 閉会のご挨拶
17:30 ~ 18:30 交流会

※プログラム内容、スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
予めご了承下さい。

お申し込み

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