
石油化学製品メーカーの船舶輸送計画の検討
今回は世界的な石油化学製品メーカーであるエクソンケミカル社 (Exxon Chemicals)での、船舶輸送計画・港湾物流に関するシミュレーション事例を紹介致します。
顧客―●エクソンケミカル社
産業分類―●化学/製薬
適用分野―●サプライチェーンのロジスティックス
効果―●流通プロセスの最適化
エクソン社のヨーロッパでの経営の要はイギリス、フランスに所在すする石油化学プラント及びベルギーの大規模プラスチック工場の運営にあります。
原油は3カ所の化学工場にて液化石油ガス、潤滑油およびビチューメ ンに精製されています。生産される化学製品のエチレンはプラスチックに変換するためにアントワープのエクソン社ターミナルを経由してベルギーの大規模なプラスチック工場に供給されます。
数年前、同社ではベルギーでプラスチック、イギリスではエチレンの生産高を増大させるために数百万ドル規模の設備投資計画が行われました。この計画の成功はフランス、イギリスおよびベネルクス諸国を含む輸送ネットワークにおいて輸送能力を十分に確保できるか否かにかかっていました。
エクソン社はWITNESSシミュレーションモデルを作成し、複数のプランの検証を行いました。
エクソン社における成功は、WITNESSを利用し柔軟にシミュレーションが行えることを示し、「日常的な業務改善」及び「戦略的な方針」を練る手段として企業においてシミュレーションが有効であること証明しました。
Goal − プロジェクトの目標
- フランス、イギリスおよびベネルクス諸国を含む輸送ネットワークにおける輸送能力の確保
Benefit − 利益、成果
- 複数の代替案の検証、当初予想していなかった新たな代替案を立案
WITNESS Model
シミュレーションは、関係する4つの港湾間の年間約2,000の船舶の動きを考慮し、天候と潮流の影響、貯蔵タンクの容量、パイプのサイズ、ポンピングレートを考慮しています。
モデルは次の2つが作成されました。
- 3つの指定港湾とアントワープの間の輸送ネットワークモデル
- ジェッティ自動化プロジェクトの一部として進められているフォ ーリー用地における製品の詳細な取扱いモデル
1. において、モデル化された内容には次のものがあります。
- 船舶の規模と数
- 生産と消費のスケジュール
- 船舶のスケジュール
- その他の製品のための船舶輸送パターン
- 生産地と消費地のタンクの規模
- 船舶の航海期間
- 製品のポンピングレート
- 生産地におけるジェッティの利用
- 消費地における外部タンクの利用
- ジェッティ業務への天候の影響
またモデルは次の4つの主な結果をモニターしました。
- 生産工場または消費工場の業務の混乱のリスク
- シミュレーションの結果を満たすためにかかる資本コスト
- 運転費用
- 工場のモデル化されていない製品の供給への影響
最終的には次の項目を組合わせた幾つかのケースの検証を可能にしました。
- 船舶輸送パターンの変更
- 干渉の問題点を緩和するノンエチレン在庫量の変更
- ベネルクス諸国におけるターミナルの柔軟性の評価
鋳造砂型の組立ラインは150を超える個別の作業が有り、9箇所のステーションに分かれる。複雑さと多くの関連作業からステー