『繊維強化樹脂における成形シミュレーション 進歩と課題』

株式会社本田技術研究所 先進技術研究所
材料・プロセス部
小林 正俊 様

従来、構造部材用の繊維強化樹脂は極少量生産部品を対象とし、手作業によるローサイクル成形が主流であったため成形CAE活用例は非常に少なかった。一方、近年は大量生産部品を対象として、オートメーション化したハイサイクル成形開発が進み厳しい開発リードタイムを守りきるための支援技術として成形CAEニーズが高まっている。
しかし、成形CAE技術は発展途上段階である。本講演は、繊維強化樹脂特有の課題に焦点を当てそれを解決する有効な手法として成形CAE技術の進化が欠かせないことを述べる。さらに、今後の進化に期待する解析例を示す。

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