HOMEテクニカルレポート3次元地下構造を考慮したグリーン関数による2011年東北地方太平洋沖地震のすべり分布モデル

3次元地下構造を考慮したグリーン関数による2011年東北地方太平洋沖地震のすべり分布モデル物理探査学会第128回学術講演会

概要

筆者達は、これまで津波波形を用いた津波波形インバージョンにより、2011年東北地方太平洋沖地震の実像に迫ってきた。地震波形を用いた既往の解析に関しては、これまで簡略化された水平成層地下構造モデルを仮定した地震波形インバージョンにより2011年東北地方太平洋沖地震の破壊過程について多くの知見が得られてきた。
本報告では、2011年東北地方太平洋沖地震を対象に、防災科学技術研究所のK-NET・Kik-NETの強震地震記録を用いて、地下内部の3次元不均質構造を考慮したGeoWAVE・地震波形インバージョン解析によるすべり分布モデルの予備解析結果について報告する。
解析の結果、浅部でのすべり集中が確認できる部分においては、既往研究結果と概ね整合的である一方で, 断層帯深部においてもある程度大きなすべりが卓越する傾向を示した。断層帯深部の傾向は、経験的グリーン関数を用いたすべりモデルやPeak Moment Rate値分布と整合的であり,また多くの断層帯深部・強震動生成領域モデルともより調和的である。

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  物理探査学会第128回学術講演会
3次元地下構造を考慮したグリーン関数による2011年東北地方太平洋沖地震のすべり分布モデル
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