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遺伝的アルゴリズムによる表面波位相速度とレシーバー関数の同時逆解析(英文)物理探査学会誌 "物理探査" Vol.59, No1.2006年

概要

本研究では,堆積層のS波速度構造の推定を目的として,遺伝的アルゴリズム(GA)を用いたレシーバー関数と表面波位相速度の同時逆解析手法を提案する.S波速度約3km/s程度の地震基盤までの深い堆積層のを想定したモデルに対して,レシーバー関数と基本モードのレイリー波の位相速度の理論値を計算し,ランダムノイズを加えたものを擬似観測値をして提案手法の数値実験を行った.その結果,レシーバー関数のみの逆解析で生じるS波速度と層厚の間のトレードオフや,位相速度のみの場合に問題となる深部構造の任意性の問題が回避されることが示された.次に,関東平野中央部で観測された地震記録(震央距離100km程度)から計算したレシーバー関数と,微動アレイ探査によって得られたレイリー波の位相速度の同時逆解析を行い,深部地盤のS波速度構造を推定した.得られた地下構造モデルは既存の屈折法探査結果や深層ボーリングデータとよく一致するものであり,提案手法の妥当性が確認された.

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  物理探査学会誌 "物理探査" Vol.59, No1.2006年
遺伝的アルゴリズムによる表面波位相速度とレシーバー関数の同時逆解析(英文)

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