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コラム:
イベントセミナー開催報告

「クラウド型マテリアルデザインプラットフォームExabyte.io」概要説明・第一原理計算及び事例紹介のZoom Webinar開催報告

科学システム本部 CAEソリューション営業部 営業第1課 山田 記大

[2020/07/21]

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、各地で予定されていました集合型セミナーや集合型コンソーシアムの開催自粛が発表される中で新しい試みとして、この度Zoom Webinarを企画開催致しました。最終的には多数の方々にご参会頂き次回開催の励みになりました。

さてExabyte.ioは、クラウド型マテリアルデザインプラットフォームとしてサンフランシスコに本社を置くExabyte社の製品であり2018年より販売を開始致しました。
Exabyte.ioのコンセプトは図1に示します7つの要素を兼ね備えたデジタルR&Dのサイクル全体をカバーすることを目的とした斬新なソリューションプラットフォームとなっています。

図1

図1 Exabyt.ioのコンセプト

近年計算機の高性能化が期待される中、第一原理計算が基本とします電子状態計算は新素材の開発等の研究開発に多いに活用されています。
今回は、第一原理計算が初めての方や実務者の方でも安心して参加頂けるようにGUIを用いた解析事例を多く取り揃えました。Exabyte.ioで計算したデータを蓄積し、そのデータを基に学習させることで構造データから物性を、機械学習によって予測することもできます。
またExabyte.ioでは、図2に示しますクラウド計算機を利用するためユーザ各自で計算マシンを用意する必要はなく必要な時に必要な時だけ使用できるメリットがあります。

図2

図2 Exabyte.ioの利用

クラウド計算機にはCPUが有効な第一原理計算やGPUが有効な分子動力学計算などに合わせて選択も可能です。
特に、企業の方で研究開発に第一原理計算の導入をご検討頂いている方にはお勧めです。
今後もExabyte社及びCTCは機能の改良・改善に取り組んでまいります。

●関連製品についてはこちら
クラウド型マテリアルデザインプラットフォームExabyte.io
http://www.engineering-eye.com/EXABYTE/
●計算事例
計算事例:
http://www.engineering-eye.com/EXABYTE/case/
●今後のZoom Webinar案内(事前登録が必要です)
Webinar名:Exabyte.ioを用いた第一計算機能および具体的解析事例
開催予定日時:2020年8月25日(火) 10:00-11:00
Webinar名:Exabyte.ioを用いた第一原理計算機能および分子計算軌道計算
開催予定日時:2020年9月8日(火) 10:00-11:00