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コラム:機構・切削

JIMTOF2018出展およびワークショップ開催報告

アプリケーションサービス部 CAEサービス1課 本多 貴之

[2019/01/11]

世界三大工作機械見本市の1つであるJIMTOF(Japan International Machine Tool Fair:日本国際工作機械見本市)が、2018年11月1日(木)から6日(火)までの6日間、東京ビックサイトにて開催されました。

CTCはJIMTOF2018で国内シェアNo.1の切削シミュレーションソフトウェア「AdvantEdge」や「Production Module」をはじめとした製品を出展いたしました。今年は新たにシミュレーション活用のための工具図面CADソフトウェア「TD Sketcher」や工具専用リバースエンジニアリングソフトウェア「TD ReCAD」を用いた切削工具データのデジタル化についてもご紹介いたしました。

11月2日(金)の出展者ワークショップでは、弊社切削シミュレーションソフトのユーザーでもあり、切削加工技術をリードする工具メーカー様から、最新の切削シミュレーション活用事例についてご講演いただきました。これからシミュレーション活用をご検討していただいている切削加工関連のご担当者様にとって有用となる具体的な活用事例をワークショップで提供させていただきました。以下にワークショップの概要についてご報告いたします。

  1. 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(株)
    「切削シミュレーション活用事例」
    ドリル加工時のバリ生成、加工後のひずみ変形解析、切削工具をリバースエンジニアリングすることにより作成した工具データを切削シミュレーションで使用した解析事例などを紹介いたしました。他にも切削加工シミュレーションとデータマインニング技術を組み合わせた事例も紹介いたしました。
    ドリル加工時のバリ生成

    ドリル加工時のバリ生成

  2. オーエスジー株式会社 様
    「新製品開発におけるCAE解析の活用事例紹介」
    切削シミュレーションの導入に至った背景、新製品開発のための工具性能評価に切削シミュレーションを適用して、解析結果と実験結果を比較することにより妥当性確認を行った事例についてご講演していただきました。
  3. 三菱マテリアル株式会社 様
    「三菱マテリアルの解析ソリューション」
    自社製品の開発に切削シミュレーションを利用するだけではなく、三菱マテリアル様のお客様が実際に抱えている加工課題を解決するために、切削シミュレーションを交えたハイレベルな提案内容についてご講演していただきました。
  4. Third Wave Systems社 様(以下、TWS)
    AdvantEdge / Production Module開発元のTWS社様からは、最新バージョンのAdvantEdgeの機能紹介および日本でまもなくリリース予定のProduction Moduleの機能について発表がありました。詳細は末尾にあるURLの弊社お客様の広場にアクセスしていただき、技術情報からご確認ください。
    出展者ワークショップ会場

    出展者ワークショップ会場

CTCでは、切削シミュレーションソフトAdvantEdge / Production Moduleに実際に触れていただく場として定期的に切削シミュレーション技術習得セミナー(参加無料、要予約)を開催しております。年間200名以上の切削加工関連のご担当者様にご参加いただいている好評のセミナーでは、問題の設定からソフトの使用方法まで簡単な例題を用いて演習を行います。参加者からのリクエストにも柔軟に対応させていただいておりますので、お気軽にお問合せください。スケジュールはWEBで発信していますので、最新情報はWEBからご確認ください。

切削シミュレーションソフト関連の情報はこちら

http://www.engineering-eye.com/closeup/AdvantEdge/index.html