FAQ
03_PC-JOG
応力度を合成する場合の「不利な場合に加算する」の不利とはどのうような場合を指すのか?
「不利な場合」とはどういう場合か
ソフト上での不利な場合とは、許容引張応力度と許容圧縮応力度の平均値より、離れていることを想定しています。
例えば、下記のような条件では
許容引張応力度 σt=-1.8(N/m㎡)
許容圧縮応力度 σc=16.0(N/m㎡)
加算前の合成応力度 σ1=4.5(N/m㎡)
クリープによる応力度 σφ=6.5(N/m㎡)
許容応力度の平均σa=(σt+σc)/2=(-1.8+16.0)/2=7.1(N/m㎡)
クリープ加算後 σ2=σ1+σφ=4.5+6.5=11.0(N/m㎡)
ここで、σ1とσ2のどちらがσaより離れているかを考えます。
例の場合、加算後のσ2の方がσaから離れているため、これを不利な場合とします。