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事例紹介橋梁

コンクリートラーメン供試体の非線形解析

解析目的

コンクリートラーメン橋脚の保有耐荷力を検討する場合、コンクリートのひび割れを考慮した非線形解析が必要になります。また、シート補強を検討する際には、3次元モデルでの検討が必須となります。

 


解析手法・条件

 解析手法:三次元非線形解析
解析対象:コンクリートラーメン供試体
解析モデル:三次元FEMモデル
荷重:上部工荷重/水平荷重(繰り返し載荷)
解析モデル コンクリート:ソリッド要素
主鉄筋:棒要素
帯鉄筋:埋め込み鉄筋要素
鉄筋とコンクリート間:付着考慮



解析結果

荷重-変位図
ひび割れ分布図
最大主応力コンター図

   

評価結果

荷重履歴による劣化が評価でき、荷重-変位実験結果とほぼ近い値となりました。
ひび割れ進展模様を3次元的に把握することができました。

今後の課題

シート補強等による検討する際、上部工等の制限による全て巻立てすることができない場合等の検討について、3次元モデルで実施する必要があります。今後これらの課題については、本モデルにて検討可能と考えます。