
空域解析の事例
クアラルンプール空港の設計
マレーシアは、新クアラルンプール空港のデザインをTAAMを使用して行うことを決定し、これを、Air Traffic Management Service Sd Bhdと、Amidji Groupに依頼した。これはTAAMを用いて一から空港を設計した最初のケースある。空港を設計するTAAM上で空港空域解析のシミュレーションモデルを作成する上で提示された条件を以下に示す。
- 管制官が使用しやすい最適なタクシング経路の設定を可能とする
- 2本の滑走路を独立運用できるようなデザインとする、またそれぞれにSID STARを 設定する
- 総合的な処理能力の評価を可能とする
- 提案されたルート設定の評価を可能とする
- 提案されたセクター設定の評価を可能とする
- 本空港の設置に伴い、近接空港(Subang Airport)のSID STARを再設定を可能とする
まずエアポートレイアウトの設計図からデジタイズしたデータを元に修正が加えられ、空港面のベーシックモデルが作成された。またプロジェクトチーム内のATCの専門家は、TAAM上に適切なSID/STARを設定した。
その際には現在のクアラルンプール国際空港のトラフィックデータやルートが使用された。またフライトプランは、現状のものよりも、増便したものが使用された。そして空港面のベーシックモデルを元に、タクシング経路選択ルールや、ゲートエプロンの選択ルールなど、詳細なアルゴリズムが設定された。
本解析により設計された空港空域デザインは、依頼元のCivil Aviation Authority of Malaysiaに承認され、現在着工中である。
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