
空域解析の事例
チューリッヒ国際空港におけるディアイシング方式の設定
チューリッヒ国際空港は、路面凍結時におけるディアイシングの方式を決定する上で、どの方式が適しているか調査する必要があった。そこで、スイスコントロールのR&Dディビジョンはスイスエアーの出資のもと、この解析を行うことになった。この解析では、ランプによるディアイシングと、リモートディアイシングパッドの比較をするために、TAAMが使用された。状況に対応するために、TAAMを用いた以下のシミュレーションモデルが考えられた。
- ディアイシングを使用しない場合(解析の基準として設定)
- ランプを使用したディアイシングを使用した場合
- リモートディアイシングパッドを使用した場合
それぞれのモデルに対してランウェイが全て使用可能な状況と、部分的に使用不能になった場合のサブシナリオが設計された。そして、シミュレーションにより、ランプによるディアイシングと、リモートディアイシングパッドを用いた場合のゲートでのディレイ比較が行われた。それによりディアイシングパッド周囲のタクシング経路設定が非常に重要であることがわかった。
シミュレーションの結果として、ディアイシング方式をどちらか一つに統一するのではなく、降雪が激しい場合はリモートディアイシングパッドを用い、それほど激しくない場合はランプを用いるのが良いということが確認された。
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