HOMETAAM Solutions事例紹介

事例紹介 TAAM Solutions



空域解析の事例

イギリスCAA Polehill/Irish海域におけるセクタ設定

イギリスのNERC(Briten's New En-Route Center)の受け持つ空域の一つ、Pole Hill/Irish海域上空の空域は、3つの重要なセクターから成り立っている。しかしセクターの形状の問題で各セクター間に仕事量の不均衡があり、またトラフィックフローも非効率的な状態であった。1995年2月、LATCC(London Air Traffic Control Center)は、イギリスCAAのDAP(Directorate of Airspace Policy)に対して、TAAMを用いたこの空域の評価と、セクターの再設定を行う依頼をした。

イギリスCAA Polehill/Irish海域におけるセクタ設定このセクター再設定の目的は、対象空域の各セクター間の仕事量を平等化し、なおかつ管制指示回数を軽減することにある。この解析を完全なものとするためDAPは、TAAM以外にリアルタイムシミュレーターATCEU(NATS ATC Evaluation Unit)を用いることにした。

シミュレーションモデルに入力するトラフィックのサンプルは、NATSが予測した2000年でのイギリスの一日分のものを利用した。またシミュレーションモデルは、以下の2つのモデルを使用した。

・ベースラインモデル
ベースラインモデルは、NERCの将来の管制を予期して、ATCEUを用いてごく最近テストされたモデルである。このモデルは主に平面上のセクター分割を採用している。TAAMは管制方式の決定に使用されている。
・テストケースモデル
テストケースモデルは、ベースラインモデルで使用されているトラフィックデータや、管制ルールをベースにして、垂直方向にセクター分割した革新的なモデルである。このモデルはTAAMを用いて多くのケースランを行った結果作成された。

DAPは、それぞれのシミュレーションモデルに対して細部にわたって解析を行った。その結果、各セクター上の管制指示回数、仕事量ともに大幅な削減が確認された。また不均等であった各セクター間の仕事量の平均化も実現された。テストケースモデルでは、仕事量で20%の効率化がなされた。最終的な検証は、ATCEUを用い実際の管制官参加の上でのリアルタイムシミュレーションによって行われた。
このプロジェクトによって作成されたセクター再設定プランは、LATCCによって1996年の12月に実際に施行された。


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