
空域解析の事例
FAA:POTMACスタディ
アメリカのBaltimore/Washington上空の空域は、非常に複雑で能率がわるいことで知られていた。そこでFAAは、この空域の管制官サイドでの効率化を実現するため、各セクションのATC専門家からなるPotmac Airspace Team(PAT)を発足させた。この組織の目的は、この空域の運用状態を調査解析し、より効率的な運用プランを作成することにあった。
最初に現状の空域を完全に把握するため、TAAM上にまずこの空域のシミュレーションモデルを作成することが必要であった。PATは、ある典型的な一日のフローデータを用い、シミュレーションモデル上での運航を、現実の運航に近づけていった。また管制官の仕事量を効率化の指標とするため、各管制指示ごとの仕事量の評価を行い、モデル化した。そして完成した現状の空域シミュレーションモデルをベースラインと定めた。
様々な運用プランが、このベースラインを元に提案された。PATは、TAAMと既存のセクター解析ツールSDAT(developed
by MITRE)を組み合わせて、正確で、かつ迅速な運用プランを作成した。作成された運用プランは、実際に運用される前に、UFA
ATMリアルタイムシミュレーションモデル上で検証され、その有効性を証明した。
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