新機能紹介
STAAD.Pro V8i 2007.10.41の主な新機能
一般新機能
トラストライセンス(AD. 2007-10.1.1)
ライセンス管理システムがMicroStationなどのベントレー製品と同じトラストライセンスに変更になりました。これにより急な必要性に対応した柔軟なライセンス利用が可能になりました。また、以前に比べてライセンスの管理が重要になります。
ブラジル鋼断面データベース(AD. 2007-10.1.2)
鋼断面データベースにブラジルの断面が追加されました。既存の他の国のデータベースと同様の手順で利用することが可能です。
解析/設計の新機能
ケーブル解析の機能強化(AD. 2007-10.2.1)
ビーム要素にケーブルの仕様を割り当てることにより、ケーブル要素としてカテナリー曲線を考慮した計算が可能です。ケーブル要素には初期張力または無応力長を設定します。この機能を使用するには、Advanced Analysis Engineライセンスが必要です。
コロンビア地震コード(AD. 2007-10.2.2)
Reglamento Colombiano Sismo Resistente(NSR-10)(コロンビア地震コードの2010版)に基づいた静的地震荷重の生成機能が追加されました。
カナダ鋼設計コードの更新(AD. 2007-10.2.3)
鋼構造の設計機能に「CAN/CSA-S16-09, Design of Steel Structures」に従った計算機能が追加されました。他のコードと同様に使用することができます。カナダコードを利用するには、CAN/AUS/SA Design Codesライセンスが必要です。
ユーロコード3のNational Annexの追加(AD. 2007-10.2.4)
Eurocode3にドイツとスウェーデンのNational Annexが追加されました。他のNational Annexと同様に設計パラメータNAにて設定を行います。それぞれ「DIN EN 1993-1-1:2005」を「BFS EN 1993-1-1:2005」のNational Annexドキュメントを参照しています。
AISC 360-10 ねじり設計(AD. 2007-10.2.5)
AISC Design Guide #9, Torsional Analysis of Structural Steel Membersに基づいた開断面のねじり応力のための設計が追加されました。この機能はAISC 360-10の設計パラメータTORSIONにより設定し、TRACK 3を指定することにより詳細な結果を出力することができます。
喪失質量の考慮(AD. 2007-10.2.6)
時刻歴解析において喪失質量の影響を考慮できるようになりました。時刻歴荷重定義ダイアログボックスにおいて「喪失質量モードの考慮」オプションを選択します。また、定常状態解析においても「喪失質量モードの考慮」オプションがあり選択が可能です。
ポスト・プロセッサーの新機能
RAM Connectionモードの更新(AD. 2007-10.3.1)
バンドルされているRAM Connectionがバージョンアップされ、バージョン8.0になりました。