新機能紹介
STAAD.Pro V8i 2007.08.20の主な新機能
一般新機能
ISMインテグレーション (AD. 2007-08.1.1)
Integrated Structural Modeling(ISM)の機能が追加されました。STAAD.Proのメニューより新規ISMリポジトリの作成、既存のISMリポジトリからモデル作成などを行うことが可能です。これにより、ProSteelやTekla StructuresなどのISM対応CADとのデータ交換が可能です。
SACSデータのエクスポート (AD. 2007-08.1.2)
SACS(海洋構造物解析・設計システム)形式のデータを出力することが可能です。
EN10219-2に基づくヨーロッパ冷間成形断面の追加 (AD. 2007-08.1.3)
EN10219-2:1997 Cold formed welded structural hollow sections of non-alloy and fine grained structural steel. Part 2: Tolerances, dimensions and sectional propertiesに定義されるCircular Hollow Sections、Square Hollow Sections、Rectangular Hollow Sectionsが断面ライブラリに追加されました。
日本のJISに基づく断面の追加 (AD. 2007-08.1.4)
日本の圧延鋼材断面ライブラリにJIS G3444ベースの一般構造用鋼管、JIS G3475ベースの建築用鋼管、JIS G3466ベースの一般構造用角形鋼管が追加されました。
プリ・プロセッサーの新機能
ASCE 7-10に基づく風荷重ジェネレータの追加 (AD. 2007-08.2.1)
ASCE-7:風荷重ダイアログにおいて、ASCE-7の2010エディションに基づき、風荷重を自動生成する機能が追加されました。これにより1995、2002、2010エディションから選択することが可能です。
質量荷重モデルの作成 (AD. 2007-08.2.2)
参照荷重ケースのために新しい荷重タイプ(質量)が追加されました。これは動的荷重において利用可能です。
ユーロコード0の荷重組合せジェネレータ (AD. 2007-08.2.3)
Eurocode - Basis of structural design, BS EN 1990:2002+A1:2005に従った荷重組合せを生成するためにプログラムに新しいマクロが追加されました。
剛床ダイアフラムをモデル化する機能の追加 (AD. 2007-08.2.5)
マスター・ジョイントを指定することなく、簡単に剛床ダイアフラムをモデル化することができます。この機能のために、参照荷重において質量タイプを選択する機能を利用します。
解析/設計の新機能
API 2A WSD 21st Ed.の更新 (AD. 2007-08.3.1)
米国石油協会(American Petroleum Institute) 2A - WSDコード21stエディションに従ったメンバーのジョイントチェックは、そのコードの正誤と補足1~3を対応するために更新されました。
ユーロコード3のせん断座屈チェック (AD. 2007-08.3.2)
Eurocode3でのコードチェックは、I断面とPFC断面でEN 1993-1-5の手順に基づいたせん断座屈チェックに対応するために更新されまた。
IS800:2007 Working Stress Method (AD. 2007-08.3.3)
IS:800-2007のインド鋼設計コードは、Limit State Methodが取り入れられていましたが、Working Stress Method(WSM)による設計が追加されました。
サーフェス要素の自重荷重の追加 (AD. 2007-08.3.4)
サーフェス荷重はサーフェス要素に対する荷重ですが、ここに自重荷重が追加されました。
ユーロコード3のNational Annexへの追加 (AD. 2007-08.3.5)
Eurocode3におけるNational Annexにシンガポールとベルギーの2つの国が追加されました。これはNAパラメータにおいて指定可能です。
ユーロコード3のスレンダー円形ホロー断面設計 (AD. 2007-08.3.6)
Eurocode 3 (EN 1993-1-6:2007)に従いSlender Circular Hollow断面の設計を行う機能が追加されました。
ユーロコード3のユーザ定義断面設計 (AD. 2007-08.3.7)
Eurocode 3 (EN 1993-1-1:2005)に従いユーザ定義テーブル(UPT)の一般断面を設計するための機能が追加されました。断面はGSTパラメータにより各断面形状と仮定することが可能です。
ポスト・プロセッサーの新機能
STAAD.foundation V8iライセンス (AD. 2007-08.4.2)
STAAD.Proのライセンスを所有しているとSTAAD.foundation V8i (release 5.3)のIsolated foundation、Combined foundation、Pile Cap foundationの計算を行うことが可能です。STAAD.foundationはSTAAD.Proと一緒にインストールされます。