新機能紹介
LS-DYNA R8.0.0 リリースガイド
LS-DYNA R8.0.0で追加された機能および修正項目について記載しています。
一部抜粋となっておりますので、すべての項目を確認するには、お客様の広場のダウンロードコーナーにあるリリースノート(英語版)をご参照ください。
- *AIRBAG_PARTICLEをbinoutファイルに書き出すときに、メッセージが打ち切られるエラーを修正しました。
- *AIRBAL_SHELL_REFERENCE_GEOMETRYにRDTオプションが追加されました。
- *AIRBAG_HYBRIDのLCIDMとLCIDTが、*DEFINE_CURVE_FUNCTIONを使用して定義できるようになりました。
- インフレーターガスが構造物に対して行う外部仕事がglstatに出力されるようになりました。
- MOLEFRACTIONオプションが追加されました。
- *AIRBAG_REFERENECE_GEOMETRYと*AIRBAG_SHELL_REFERENCEに、IDオプションが追加されました。複数のエアバッグパートがあるときに、IDを指定できるようになります。
- *AIRBAG_SIMPLE_AIRBAG_MODELで、*DEFINE_CURVE_FUNCTIONが使用可能になりました。
- *BOUNDARY_ALE_MAPPINGで次のマッピングが追加されました。
1d→2d 2d→2d 3d→3d - *SET_POROUS_ALEが追加されました。
- *ALE_FSI_SWTCH_MMGが2Dに適用できるようになりました。
- *BOUNDARY_PRESCRIBED_MOTION_RIGID_LOCALと*INITIAL_VELOCITY_RIGID_BODYをあわせて使用したときに速度が誤っているのを修正しました。
- 剛体パートの節点に対して*BOUNDARY_SPC_NODE_BIRTH_DEATHを使用したときエラーで終了する不具合を修正しました。
- *BOUNDARY_SPC_SET_BIRTH_DEATHで開始時刻と終了時刻が非ゼロにセットされているとき,MPPでは正しく機能しない不具合を修正しました。
- *BOUNDARY_CYCLICの番号がd3hspファイルに正しく出力されない不具合を修正しました。
- *BOUNDARY_PRESCRIBED_ORIENTATION_RIGIDがbndoutに出力されるようになりました。
- *BOUNDARY_PRESCRIBED_MOTION でIDとして英文字が入力できなかった不具合を修正しました。
- *BOUNDARY_SPC_SYMMETRY_PLANEが追加されました。
目的: 指定された平面上、またはその近傍の節点を拘束します。
この拘束条件は、アダプティブでも使用できます。
*CONSTRAINED_LOCALと似た機能ですが、パートIDの指定ができます。 - *PARTICLE_BLASTがソリッドパートに対して使用可能になりました。
- 複数の*PARTICLE_BLASTが使用可能になりました。
- *PARTICLE_BLASTの結果出力のために、*DATABASE_PBSTATが追加されました。
- CESEおよびCESEソルバーに含まれていた伝熱問題のいくつかの不具合を修正しました。
- *CESE_MAT000と*CESE_MAT_002が追加されました。
- 2D周期対称条件が追加されました。
- d3plotおよびd3dumpに出力される最終時刻を修正しました。
- CESEメッシュソルバーのためにIDWベースのメッシュモーションが最適化されました。
- デフォルトで入力されたメッシュが3Dとして扱われることになりました。
- シェル要素からソリッド要素にモーメントを伝えるために、*CONTACT_TIED_SHELL_EDGE_TO_SOLIDが追加されました。
- *CONTACT_AUTOMATIC_GENERALで梁要素の摩擦エネルギーが計算されるようになりました。
- すべてのERODINGタイプに対して、EROSOP=0となっていたときにワーニングメッセージがでてEROSOP=1に強制的に変更されるようになりました。
- *DATABASE_BINARY_INTFORに関するMPP版での不具合が修正されました。
-intfor出力時にストップする
-共有節点のcontact gapの出力 - 大きいモデルに対してアダプティブ法を使用したときに、8GB以上のファイルサイズのダンプファイルが正しく読み込めなかったのを修正しました。
- スレーブパートに、空の節点集合が定義されたときにエラーがでるように追加されました。
- ncforcの出力が局所座標系での出力をサポートするように修正されました。
CID_RCFが設定されていれば、ncforcは局所座標系で出力されます。 - *DEFINE_CONTACT_EXCLUSIONが追加されました。(MPPのみ)。
あるCONTACTでTIED結合されている節点に対して、他のCONTACTを無視する機能です。 - *CONTACT_ENTITYが*INCLUDE_TRANSFORMと一緒に使用したときに正しく変換されない問題を修正しました。
- SOFT=0,1のときにシェルエッジをスクエアで考慮可能になりました。
AUTOMATIC_SINGLE_SURFACEおよびAUTOMATIC_GENERALのセグメントベース接触で有効です。(オプションカードEのSRNDE=2) - *CONTACTのBT,DTが複数のペアで設定可能になりました。
これらのペアは動的緩和フェーズと通常フェースで1つだけです。 - *CONTACT_AUTOMATIC_GENERALにEDGEONLYオプションが追加されました。
ノードーセグメント接触を除いて、エッジーエッジ接触とビームービーム接触のみ考慮されます。 - *CONTACT_GUIDED_CABLEを使用したときにセグメンテーションフォールトとなる不具合を修正しました。
- *CONTACT_AUTOMATIC_SINGLE_SURFACE_TIED(SMP,ncpu<0)を使用したときのセグメンテーションフォールトを修正しました。
- 接触のセグメントまたは節点数が99999999(i8)を超えるとき、または、接触パート数が999999999(i9)を超えるとき、警告が出るように追加されました。
- 接触スケールファクターg2が非ゼロのとき、*CONTCT_ENTITYで間違った接触板厚が使用される問題を修正しました。
- *CONTACT_AUTOMATIC_NODES_TO_SURFACEと*CONTACT_ERODING_NODES_SURFACEにPENOPT=3が追加されました。
- *MAT_ORTHO_ELASTIC_PLASTIC(*MAT108)を使用したときに*CONTACT_TIED_SURFACE_TO_SURFACEが結合されない問題を修正しました。
- *CONTACT_AUTOMATIC_TIEBREAKでOPTION=4,PARAM=1,DC>0.0としたとき接触力が正しくない問題を修正しました。
- MPPコンタクトでSOFT=4のとき、ユーザー定義の摩擦(*USER_INTERFACE_FRICTION)が使用できるようになりました。
- 接着要素で接触ペナルティ剛性が修正されました。
- *CONTACT_ADD_WEAR:intforファイルに摩耗計算の結果が出力されるようになりました。
- *CONTACT_..._MORTAR:mortar接触に関する警告が詳細に出力されるようになりました。D3hspファイルにもエコー出力されます。
*PART_CONTACTのOPTTとCONTACTのSSTとCONTROL_SHELLのISTUPD間の接触板厚のプライオリティが他の接触と一致しました。
大規模接触計算のスピードアップのためにmortar接触のバケットソートが有効になりました。 - *CONTACT_..._MORTAR, *DEFINE_FRICTION, *PART_CONTACT:
Mortar接触はFS=-1.0をサポートするようになりました。
*PART_CONTACTから摩擦係数が取得されることを意味します。
Mortar接触はFS=-2.0をサポートするようになりました。
*DFINE_FRICTIONで摩擦係数が定義できることを意味します。 - *CONTACT_..._THERMAL_FRICTIONで摩擦係数は温度の関数となります。
- *CONSTRAINED_LAGRANGE_IN_SOLIDのCTYPE=12が2Dでも有効になりました。
- *CONSTRAINED_JOINT_GEARSに螺旋角度オプションが追加されました。
- *CONSTRAINED_BEARINGから*ELEMENT_BEARINGに変更になりました。
- *CONSTRAINED_JOINT_STIFFNESSのGENERALIZEDオプション、TRANSLATIONALオプションのカード3にあるFMPH,FMT,FMPSに大きい荷重曲線番号を使用すると、エラーメッセージがでる問題を修正しました。
- *CONSTRAINED_NODAL_RIGID_BODYのpnodeの座標値、変位がd3plotに出力されるように修正されました。
- 回転角度が*CONSTRAINED_JOINT_STIFFNESSのFMPHで入力した値よりも小さいときにセグメンテーションフォールトとなる問題が修正されました。
- *INTIAL_VELOCITY_GENERATIONのIRIGID=1,IVATN=1としたとき、*CONSTRAINED_EXTRA_NODESの初期速度が正しくない問題を修正しました。
- *CONSTRAINED_RIGID_BODIESのIFLAG=1と、マスターパートに*PART_INERTIAを使用したとき、質量および慣性力が正しくない問題を修正しました。
- *CONSTRAINED_EXTRA_NODESを使用したとき、drdisp.sifでの初期化が正しく行われない問題を修正しました。
- *CONSTRAINED_EXTRA_NODESのIFLAG=1としたとき、剛体パートの質量および慣性力が正しくない問題を修正しました。
- *CONSTRAINED_INTERPOLATIONで独立節点として、節点集合を定義できるようになりました。
- *CONSTRAINED_INTERPOLATION_SPOTWELD(SPR3)にMODEL>10が追加されました。
このパラメータは、STIFF,ALPHA1,RN,RS,BETAを*DEFINE_FUNCTIONで定義できるようにします。 - *CONSTRAINED_SPR2で破壊の出力が追加されました。
- d3hspファイルに、*CONSTRAINED_INTERPOLATION_SPOTWELDと
*CONSTRAINED_SPR2の詳しい情報が出力されるように追加されました。
この設定は、*CONTROL_OUTPUTのNPOPT=1でオフにできます。 - *CONSRAINED_INTERPOLATION_SPOTWELD(SPR4)に新しい手法を選択するためのパラメータMODELが追加されました。
- シェル要素で*BOUNDARY_SPC_NODEとSingleSurface接触、*CONTROL_ADAPTIVEを使用したとき誤ったエラーメッセージがでる問題を修正しました。
MPP+185エラーメッセージで報告される接触タイプも修正されました。 - JobIDを使用したときの*CONTROL_IMPLICIT_MODAL_DYNAMICの問題を修正しました。
- *CONTROL_REMESHING:
*PARTのADPOPT=3で局所座標系が定義できるようになりました。
局所座標系のz軸が全体座標系のz軸に平行なときに限ります。 - *DATABASE_ALE_MAT:*DEFINE_BOXを使って、モデル全体の代わりに指定したボックス内のエネルギー、体積、質量が計算されるようになりました。
- 塑性ひずみテンソル,熱ひずみテンソルのd3plotへの出力が可能になりました。
(*DATABASE_EXTENT_BINARYのSTRFLG) - *ATABASE_TRACER_GENERATEが追加されました。
- *DATABASE_FSI:節点セットの各節点についてモーメントを出力するオプションが追加されました。
dbfsiファイルに出力されます。 - *INITIAL_STRESS_SOLIDがdynainファイルに書き出されるとき、IALEGPはデフォルトで0と書き出されるようになりました。
- *ELEMENT_BEARINGの結果をbrngoutファイルに出力するために、*DATABASE_BEARINGが追加されました。
- バイナリのdisboutファイルに書き出される離散梁要素の結果が正しくない問題を修正しました。(SMPのみ)
- eloutdtファイルにソリッド要素の応力が出力されるとき、節点番号が正しくない問題を修正しました。 (r89209以降に発生しています。)
- *DATABASE_EXTENT_BINARYのCMPLG=1、*CONTROL_OUTPUTのEOCS=2としたとき、eloutへの応力/ひずみの出力が、全体座標系でなく局所座標系で出力される問題を修正しました。
EOCS=2の設定が優先されるようになっています。 - *DATABASE_SBTOUTと*DATABASE_DEFORCが正しく機能するようになりました。
- *DEFINE_CURVE_FUNCTIONのTM,TX,TY,TZのcurvoutへの出力が修正されました。
- リトラクター番号が正しく出力されない問題を修正しました。(MPPのみ)
- 異方性材料、直交異方性材料に対して、*DATABASE_EXTENT_BINARYのCMPLG=1、MATINT<0としたとき、d3plotに出力されるひずみの参照座標系が正しくない問題を修正しました。
- ワーニングメッセージSOL+1264が追加されました。*DEFINE_COORDINATE_NODESで剛体パートではない節点を指定して、*DATABASE_CROSS_SECTIONでITYPE=0(剛体用)とセットしたときに出力されます。
- *DATABASE_EXTENT_BINARYでRESPLT=1としたときintforファイルが壊れる問題を修正しました。
- eloutdtファイルに書き出されるソリッド要素の番号が間違っている問題を修正しました。
- *CONTROL_RIGIDでLMF=1としたとき、jntforcが間違った座標系で書き出される問題を修正しました。
- 動的緩和が有効で、アダプティブがONのとき、前のd3drlfファイルが上書きされてしまう問題を修正しました。
- *ELEMENT_SEATBELT_ACCELEROMETERでintopt=1としたとき、nodoutファイルに誤った回転変位が書き出される問題を修正しました。
- ビーム要素でelform=5を使用したとき、secforcファイルに書き出されるモーメントが正しくない問題を修正しました。
- *DATABASE_CROSS_SECTIONでITYPE=2として、
*DEFINE_COORDINATE_VECTORによる局所座標系を指定したとき
secforcにNanと出力される問題を修正しました。 - *DATABASE_BINARY_D3PLOTでBEAM=1としたとき、無効なエラーメッセージがでる問題を修正しました。
- *DATABASE_EXTENT_INTFORにNWEARが追加されました。
摩耗深さがintforファイルに出力されます。 - *LOAD_THERMAL_D3PLOTを使用したときのd3plotファイルの不具合を修正しました。
- *DATABASE_BINARY_D3PLOTとD3PARTでPSETIDにSPHパートを指定できるようになりました。
- swforcとrcforcのIDが修正されました。
- *DEFINE_DE_TO_SURFACE_COUPLINGでソリッドパートの指定が可能になりました。
- DEMに対して、*DELETE_PARTが使用できるようになりました。
- *CONTROL_DISCRETE_ELEMENTのContact Angleの単位がラジアンから角度に変更になりました。
- DEMに対して、*DEFINE_DE_TO_SURFACE_COUPLINGでArchardの式に基づく摩耗計算が実装されました。
- Archardの式に基づく摩耗係数がDEM binoutに出力されるようになりました。
- glstatのdamping energyとsliding intarface energyにDEMのdamping energyとsliding intaface energyが追加されました。
- EFGシェルがシートベルトモデルで使用されたときの不具合が修正されました。
- EFGソリッドの情報がd3hspファイルに出力されるようになりました。
- *EM_MAT_003が追加されました。
- EMの出力設定が追加されました。
EM_DATABASE_CIRCUIT
EM_DATABASE_CIRCUIT0D
EM_DATABASE_ELOUT
EM_DATABASE_GLOBALENERGY
EM_DATABASE_NODOUT
EM_DATABASE_PARTDATA
EM_DATABASE_POINTOUT
EM_DATABASE_ROGO
EM_DATABASE_TIMESTEP - *EM_CONTACTで異なる接触オプションが追加されました。
- ELFORM=2の梁要素を使用したときの*DAMPING_FREQUENCY_RANGE_DEFORMの不具合を修正しました。
- *PART_MODESにFORM=3,4が追加されました。
- 20節点六面体ソリッド要素(*SECTION_SOLIDのELFORM=23)が追加されました。
- *ELEMENT_SOLIDに、8節点六面体ソリッド要素から20節点6面体ソリッド要素に変換するH8TOH20オプションが追加されました。
- *CONTROL_OUTPUTにSOLSIGオプションが追加されました。
複数の積分点をもつソリッド要素に対して、応力や履歴変数を節点に外挿するためのオプションです。
外挿された節点での値は積分点の値から変更されてd3plotに保存されます。
SOLSIGを非ゼロとするときは、*DATABASE_EXTENT_BINARYのINITSLD=8としなければなりません。
サポートされるのはELFORM=-1, -2, 2, 3, 4, 18, 16, 17, 23です。
SOLSIGを非ゼロとしたときはLS-PrePostでSetting-Extrapolateは使用しないでください。 - *PART_CONTACTでソリッド要素に対して接触板厚の入力ができるようになりました。
- シェル要素同士のエッジーエッジを連結するための新しい接着要素(ELFORM=29)が追加されました。
この要素タイプは、bendingが考慮されます。MPPと陰解法でサポートされています。 - シェル要素でELFORM=23,24のとき、d3hspファイルに誤った初期速度と質量が出力される問題を修正しました。
- *ELEMENT_MASS_PARTによるマススケーリングで、エラーとなる問題を修正しました。
- 厚肉シェルに関する以下の不具合を修正しました。
-*INITIAL_STRESS_TSHELLのdynain出力
-*INITIAL_STRAIN_TSHELLのdynain出力
-*DATABASE_EXTENT_BINARYのNODOUTオプション、INTOUTオプションを使用したときに、elout_detファイルに書き出されたひずみが正しくない
-ELFORM=3,5で*MAT_JOHNSON_COOK(*MAT_15)を使うと、誤った結果となる
-*MAT_108/*MAT_ORTHO_ELASTIC_PLASTICでELFORM=2としたときの初期化エラー
-*DATABASE_EXTENT_BINARYのSTRFLG=1、EPSFLG=2、ENGFLG=2としたとき、d3plotに書き出された*INITIAL_STRAIN_TSHELLが正しくない
-ELFORM=5を使用したとき、eloutdetに書き出される応力が正しくない - 同じ節点に対して*ELEMENT_MASS_MATRIXを複数定義したとき、STR+1296のエラーメッセージを出して終了する問題を修正しました。
- *ELEMENT_SHELL_SHL4_TO_SHL8を使用したときの読み込みエラーを修正しました。
- シェル要素のELFORM=23,24で中間節点を指定していないときにワーニングメッセージ(STR+1286)がでるように追加されました。
- *ELEMENT_SHELL_COMPOSITEを使用したとき、"part not found"というエラーがでる問題を修正しました。
- 厚肉要素のために、*DATABASE_EXTENT_BINARYのMAXINTで負値の入力がサポートされました。
- 3層サンドイッチ構造のブランク材に対するトリミング(2D、3D)のために*CONTROL_FORMING_TRIMMINGが追加されました。
- ソリッド要素の3Dトリミングのために*DEFINE_CURVE_TRIM_3Dが追加されました。
トリミングは要素座標系の法線方向で行われます。 - ソリッド要素の2Dトリミングのために*DEFINE_CURVE_TRIM_NEWが追加されました。
トリミングは任意のベクトル方向で行われます。
トリミング用カーブはソリッド要素の表面または裏面のどちらかに射影されます。 - *DEFINE_CURVE_TRIM_NEWで*DEFINE_TRIM_SEED_POINTがサポートされるようになりました。
- *ELEMENT_TRIMは*CONTROL_FORMING_TRIMに変更されました。
- *CONTROL_FORMING_MAXIDが追加されました。現在の計算において、dynainファイルから読み込まれる節点番号と要素番号の最大値を指定します。
この機能により、アダプティブによって新規に生成される節点番号と要素番号の開始番号が指定できます。 - *FREQUENCY_DOMAIN_SSD:
-歪の計算が追加されました。
-各周波数での荷重を定義するパラメータLC3が追加されました。
-FATIGUEオプションを指定することで、疲労解析が可能になりました。
-*MAT_ADD_FATIGUEで材料のSNカーブが定義できます。
-疲労解析の結果はバイナリファイルD3FTGに出力されます。
-*DAMPING_PART_MASSと*DAMPING_PART_STIFFNESSを使用するためにDMPFLG=1が追加されました。 - *MAT_ADD_FATIGUE:
-材料のSN疲労曲線を定義するためのキーワード
-ランダム応答疲労解析で使用するために
*FREQUENCY_DOMAIN_RANDOM_VIBRATION_FATIGUEのNFTG=-999 とします。 - 領域の一部のみ出力するために、*ICFD_CONTROL_OUTPUT_SUBDOMが追加されました。
- ICFDの結果を出力するために*ICFD_DATABASE_optionが追加されました。
ICFDに関係する出力結果ファイル名はicfd_で始まります。 - ICFDのコントロール用に*ICFD_SOLVER_TOL_optionが追加されました。
- デバッグ用に*CONTROL_IMPLICIT_SOLVERのLPRINT=3が追加されました。
- MPPでの接触と*CONTROL_IMPLICIT_FORMINGの不具合を修正しました。
- 線形解析(*CONTROL_IMPLICIT_SOLUTIONのNSOLVR=1)で*CONTROL_IMPLICIT_AUTOのIAUTO<0が設定できるようになりました。
- *CONSTRAINED_SPR2と*CONSTRAINED_INTERPOLATION_SPOTWELDが陰解法で使用できるようになりました。
- 陰解法で、減衰マトリクスが出力されるようになりました。
(*CONTROL_IMPLICIT_SOLVERのMTXDMP参照)
質量減衰、剛性減衰などが出力できます。 - MTXDMPがMPPで使用できるようになりました。
- MTXDMP<0とすると、減衰マトリクスを出力後、計算が終了する問題を修正しました。
- 固有値計算で、応力とひずみの計算が行なわれるようになりました。
*CONTROL_IMPLICIT_EIGENVALUEのMSTRESで設定します。 - SMPとMPPでのAUTOSPCによる拘束の扱いを同じにしました。
- MPPでのbndoutファイルに出力されるforceの結果が正しくない問題を修正しました。
領域を共有している節点が重複してカウントされていました。 - *INTIAL_LAG_MAPPINGが追加されました。
このキーワードは2次元の結果から3次元問題を初期化します。 - シェル要素(ELFORM=23,24)で*INTIAL_VELOCITY_GENERATIONのSTYP=1としたとき、初期速度が正しくない問題を修正しました。
- 以下の設定を同時に行なったときに初期速度が正しくない問題を修正しました。
*INITIAL_VELOCITY_GENERATIONのIRIGID=1
*PART_INERTIAのXC=YC=ZC=0
*DEFINE_TRANSFORMATIONのnodeid>0 - 10節点四面体要素(ELFORM=17)において、*INTIAL_STRESSS_SECTIONによる応力初期化が正しくない問題を修正しました。
- *LOAD_NODEのLCIDで、*DEFINE_CURVE_FUNCTIONによる定義が可能になりました。
- *LOAD_THERMAL_VARIABLEに動的緩和用の荷重曲線の設定が追加されました。
- *LOAD_SEGMENT_SETでATが非ゼロのとき、動的緩和による応力初期化が正しく行なわれない問題を修正しました。
- *LOAD_SEGMENT_NONUNIFORM, *LOAD_SEGMENT_SET_NONUNIFORM:
荷重曲線に負の値を入力することで追従荷重の設定ができるようになりました。 - *MAT_174のEUR=0、FRACR=0としたとき、計算が異常終了する不具合を修正しました。
- *MAT122の拡張版として、*MAT_122_3Dがソリッド要素用に追加されました。
- *MAT_HYPERELASTIC_RUBBER(*MAT_077_H)に熱オプション追加されました。
- *MAT_067の荷重曲線が*DEFINE_FUNCTIONで定義できるようになりました。
- *MAT_CWM:
シェル要素をサポートするようになりました。
降伏曲線をサポートするようになりました。
降伏応力は、塑性ひずみと温度の関数として定義可能です。 - *MAT_HILL_3R_3Dで間違ったせん断応力が計算されていたのを修正しました。
- *MAT_002において、マトリクスのチェックが行なわれるようになりました。
もしすべてが負のときは、STR+1306のエラーメッセージを出して終了します。 - *MAT_082/*MAT_PLASTICITY_WITH_DAMAGE_ORTHOにおいて、塑性ひずみテンソルの更新の不具合を修正しました。
- NIHSVが*MAT_057の履歴変数の数と等しいとき、dynainファイルの*INITIAL_STRESS_SOLIDを使用したMAT_LOW_DENSITY_FOAM(*MAT_057)の応力初期化が正しくない問題を修正しました。
- 4節点テトラ要素(ELFORM=10 )でMAT_PITZER_CRUSHABLE_FOAM(*MAT_144)を使用したときのエラーを修正しました。
- シェル要素でSRFLG=2としたとき*MAT_PLASTICITY_COMPRESSION_TENSION(MAT_124)の降伏応力が正しくない問題を修正しました。
- 2次元問題で超弾性材料に対して、*MAT_ADD_THERMAL_EXPANSIONが正しく機能しない問題を修正しました。
- *MAT_PLASTICITY_POLYMER(*MAT_089)のLCSSで*DEFINE_TABLEを使用したとき、結果が正しくない問題を修正しました。
- *MAT_PIECEWISE_LINEAR_PLASTIC_THERMAL(*MAT_255)で*LOAD_THERMAL_OPTIONとあわせて使用したとき、応力/ひずみが正しくない問題を修正しました。
- *MAT_098がテトラ要素(ELFORM=13)で使用可能になりました。
- *MAT_157のシェル要素に対して履歴変数8(Anisotropic equivalent plastic strain)が追加されました。
- *CONTACT_AUTOMATIC_..._TIEBREAK.を使用したときのMPPの選択的マススケーリングの問題を修正しました。
- *DAMPING_RELATIVEを使用したとき、MPPで正常終了したあとにメモリエラーがでる問題を修正しました。
- スモールリスタート用に次のオプションが追加されました。
-*CHANGE_VELOCITYGENERATION
-*CHANGE_RIGIDWALL_option
-*CONTROL_SHELLのPSNFAIL - スモールリスタートでのアダプティブの不具合を修正しました。
- MPPでのフルリスタートにおいて、一部のプロセッサに接触が存在しない不具合を修正しました。
- MPPでのフルリスタートにおいて、無効な接触タイプ(AUTOMATIC_GENERAL等)を使用したときに、ハングアップする問題を修正しました。
サポートされていないことをしめすワーニングメッセージがでるようになりました。 - MPPでのフルリスタートにおいて、AUTOMATIC_TIEBREAKが使用可能になりました。
- MPPのフルリスタートにおいて、rcforcの出力が追加されました。
- 実行オプションQ=REMAPを使用したときの読み込みエラーを修正しました。
- blstforファイルにスモールリスタート後の結果が書き出されない問題を修正しました。
- *SENSOR_CONTROLにNREPオプションが追加されました。
- センサーの値を戻すために*DEFINE_CURVE_FUNCTIONにSENSORDが追加されました。
- *SENSOR_DEFINE_ANGLEが*SENSOR_DEFINE_MISCに変更になりました。
定義できるタイプとして、MTYPEにANGLE、RETRACTOR、RIGIDBODY、TIMEが含まれました。 - 陰解法で、*SENSOR_DEFINE_FORCEのtype=PRESC_MOTを使用したとき、センサースイッチが切り替わらない問題を修正しました。
- *CONTACT_2D_NODE_TO_SOLIDでrcforcファイルが出力されるようになりました。
(ASCIIのみ、binoutは非対応) - 温度結果がsphoutファイルに出力されるようになりました。
- SPHに対して、*MAT_255と*MAT_126、MAT_026(AOPT=2のみ)が使用可能になりました。
- *CONTROL_SPHのIDIM=-2で*DATABASE_TRACERがサポートされるようになりました。
- *SECTION_SPH_INTERACTIONが追加されました。*CONTROL_SPHのCONT=1と組み合わせて、SPHパート間の相互作用を定義できるようになりました。
- *DEFINE_SPH_TO_SPH_COUPLINGで、*CONTROL_SPHのICONTが影響するようになりました。
- *CONTROL_DYNAMIC_RELAXATIONに熱構造連成解析(*CONTROL_SOLUTIONのSOLN=2)での熱計算ステップをスキップするフラグが追加されました。
この設定は、動的緩和中の*LOAD_THERMALの使用には影響しません。 - 熱伝導解析(2D、3D)において、輻射、熱流束などの境界条件で*DEFINE_CURVE_FUNCTIONによる定義ができるようになりました。
- *LOAD_THERMAL_VARIABLE_BEAMと*MAT_ADD_THERMAL_EXPANSIONの組み合わせが適切に機能するようになりました。
- *INCLUDE_BINARYで温度データの読み込みができるようになりました。
- *BOUNDARY_CONVECTION, *BOUNDARY_FLUXが20節点六面体ソリッド要素に対して使用できるようになりました。
- *SET_NODE_GENERALを使用しているとき、*NODE_TRANSFORMが正しく機能しない問題を修正しました。
- *PARAMETER,*PARAMETER_EXPRESSIONでMUTABLEオプションが追加されました。
- *SET_SHELL_GENERALでOPTION=PARTとしたとき、シェルセットが正しく生成されない問題を修正しました。
- dynain.bin(*INCLUDE_BINARY_(TRANSFORM))を読み込むときに、セグメンテーションエラーとなる問題を修正しました。
- *CONTROL_SUBCYCLEを*PART_INERTIAとあわせて使用したとき、まちがったメッセージがでる問題を修正しました。
'node set for nodal rigid body # not found' - *DEFINE_COORDINATE_NODESの軸方向を定義するDIRが、FLAG=0でも有効になるように変更されました。
- *DEFINE_CURVE_FUNCITONSのAX/AY/AZ/WX/WY/WZのcurvoutへの出力が、0.0/NaNとなる問題を修正しました。
- d3hspファイルに書き出される"Elasped time"が変更されました。
以下のようなフォーマットになっています。
SMP:
Elapsed time 64 seconds for 56785 cycles using 4 SMP threads
( 0 hour 1 minute 4 seconds)
MPP:
Elapsed time 16 seconds for 1100 cycles using 4 MPP procs
( 0 hour 0 minute 16 seconds) - ANSYSの対応バージョンが16.0に更新されました。
【AIRBAG】
【ALE】
【BOUNDARY】
【Blast】
【Compressible Flow Solver CESE】
【CONTACT】
【CONSTRAINED】
【CONTROL】
【DATABASE】
【Discrete Element Method】
【EFG】
【Electromagnetic Solver EM】
【ELEMENT】
【Forming】
【FREQUENCY_DOMAIN】
【Incompressible Flow Solver ICFD】
【Implicit Solver】
【INITIAL】
【LOAD】
【MAT】
【MPP】
【RESTART】
【SENSOR】
【SPH】
【Thermal】
【Miscellaneous】