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詳細FINAS/STAR TPS Edition:熱プロセスシミュレーター

適用分野

FINAS/STAR TPS Editionは、熱プロセスによる形状変化、残留応力を定量的に予測するため、熱処理・溶接等のシミュレーションに広く利用されております。

熱処理分野の適用例

  • 熱処理による形状変化の定量的予測
    ひずみ低減の指針等
  • 熱処理による残留応力の定量的予測
    割れ対策、圧縮残留応力の最適化等
  • 熱処理による硬さの予測
    硬さ分布の最適化
  • 焼入れ、焼き戻し、浸炭のシミュレーション
    プロセス改善、最適化の指針

機能追加項目

<バージョン2018>

プリプロセッサの新機能

  • 4面体メッシャーを導入しました。
    STL形式の形状ファイルを読み込み、それに対してメッシュを作成します。STLファイルを読み込むと、画面に形状が表示され、モデルツリー上にSTLファイルが出来ます。モデルツリーのSTLファイルを右クリックして、メッシュ作成を選んで下さい。
    メッシュサイズと、最小値とその間の比を入力して下さい。
  • 集中熱容量法による熱伝達係数の計算プログラムが追加されました。
    材料定数が設定可能です。JIS法(銀プローブ)、ISO法(Inconel600プローブ)が定義されています。
  • 関数をコピーする機能が出来ました。
  • NASTRANのTEMPデータの読み込みに対応しました。
    この機能により、他のプログラムで計算した温度分布を初期条件または温度条件として利用可能になります。
  • 初期温度分布、初期炭素濃度分布、初期相分率分布の設定機能が出来ました。
  • 温度条件を初期温度分布に変換する機能が出来ました。逆変換も可能です。
  • グループ機能が出来ました。要素/ノードグループを設定し、表示のON/OFF、グループに対する条件の設定に対応しています。
  • 材料名が変更可能になりました。
  • 出力タイミングの設定が、ステップの時間条件を見ながら設定可能になりました。
  • サーフェイス識別時の稜線角度の限界値が設定出来るようになりました。
  • サーフェイスを分割する機能が出来ました。
  • 境界条件設定の際の対象エンティティ選択方法に、要素ID、全要素、グーループ、STL等の手法が加わりました。
  • UNDO/REDO機能が出来ました。

ポストプロセッサの新機能

  • コンター表示のビュー(角度、拡大率)が保存可能になりました。
    保存したビューを読み込むことで、カレントウィンドウのコンター図が同じ角度、拡大率で表示されます。
  • ポストファイルがドラッグ&ドロップで読み込めるようになりました。
    モデルを表示した状態で、ポストファイルをドラッグ&ドロップして下さい。
  • 結果-距離グラフが座標で2点を指定可能になりました。
  • 変形図表示で、変形前図の色と線が変更可能になりました。
  • コンター図の文字のフォント、サイズが変更可能になりました。
  • コンター図のコンターレベルの有効数字を指定可能になりました。

<バージョン2017>

プリプロセッサ

  • ステップの編集機能
  • 時間間隔の設定、境界条件の選択、ソルバーのON/OFF
  • 出力変数の設定、出力間隔の設定
  • 相変態の設定
  • ソルバーのオプション設定
  • 回転対称条件の設定
  • 有限要素の入れ替えに対応(条件や設定を継承)
  • ピック完了を右ボタンで対応
  • 座標入力ピック

ポストプロセッサ

  • 応力、ひずみ成分のローカル座標系変換表示(円筒座標系も設定可能)
  • 結果ファイルにバイナリ形式を追加
  • ギアの歯の変形を表示機能追加

その他

  • プリポスト内からソルバーを起動し、コンバイン、バイナリー化が可能